情勢は常に移り変わり、変化に適合し続けることは生き残るうえで重要である。変化へ適合するための手段として社会人となっても勉強し続けなければならない。課題や目標が明確であればその道を進めばよいが、何から手を付けるべきかわからない場合でも普遍的な知識を身に着けるなどできることは少なくない。
おすすめできる資格の一つとして「お金に関する知識」を挙げたい。資本主義経済におけるビジネスの本質はお金を稼ぐことであるうえ、国民として納税の義務を有している以上、お金の管理はいかなる分野においても必須の知識なのだ。
具体的には簿記検定や税理士などの資格があげられる。簿記検定は就職前に取得が奨励される資格でもあり、3級であれば初学者でも挑戦しやすくいなっている。税理士は税金のスペシャリストであり、独占業務を有する士業である。受験資格に制限があるが、合格できれば将来的な独立にもつながる資格である。
さらに、「ITに関する知識」も欠かせないものとなりつつある。情報機器が身近にあるうえ、仕事には欠かせないツールであるパソコンに付随する知識は持っておいて損はない。ITに関する知識や技能を証明する国家資格には情報処理技術者試験がある。試験区分として基礎となるITパスポートをはじめ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの上位資格もある。利用者の立場として情報セキュリティの適正な利用を推進する情報セキュリティマネジメント試験なども近年注目されつつある。