知っておきたい社会人になって勉強するメリット

「6分」という時間から何がイメージできるだろうか。複数あるだろうが、日本の社会人の代表格であるサラリーマンの平均勉強時間もこれに該当するのだ。したがって15分程度であっても毎日継続できれば平均よりも2倍以上の勉強時間を確保していることとなり、長期間で見れば大きな差となるのだ。

これだけでも社会人になってから勉強をするメリットがあると言える。もちろん、周りと差をつけるだけではない。勉強を通して己と向き合い、テーマから自分の興味関心を探ったり、実務で役に立つ知識を身に着けることにもつながる。「自分の興味のある分野だと思っていたが、思った以上に向いていない」と思ったり、一方で「興味のない分野であっても意外と向いている」などといった自分の適性を探るうえでも役に立つ。実務経験が少ない時期であれば勉強を通して実務経験をある程度追体験できる効果も期待できる。

もちろん机上通りに業務が進むことは多くはないが、仕事の流れやその一つ一つの意味を少しでも把握しているだけで大きな差となる。そして学んで身につけた知識はそのまま自分の無形の財産となり、もし転職することとなった場合でも高い評価が得やすくなる、いわゆる自分の「市場価値」を高めることにつながる。

よりやりがいのある仕事をできるようになったり、周りに大切にされる仕事ができるようになれば人生の満足度を高めることに資することとなる。仕事に関連する分野でも自分の好きな分野でも役に立ちそうなことでも勉強してみることが大切だ。